アフタヌーンティーの歴史

誕生

アフタヌーンティー (Afternoon tea) は1800年代初頭、英国のベッドフォード公爵夫人アンナ・マリアの習慣が起源とされています。当時、家庭用ランプの普及に伴い人々の生活スタイルが変化します。夕食時間も夕方の早い時間から、夜の21時頃へと移行します。昼食から夕食の間の空腹を満たすためにアンナ・マリアは紅茶やお菓子を楽しむようになります。初めは一人で過ごしていましたが、次第に館の応接間に人々を招待するようになり、アンナ・マリアの午後のお茶会は定番化されます。このような午後のお茶は次第に貴族の間に浸透し、優雅なお茶の時間が社交の一つとして定着します。現在では有名ホテルのラウンジ、ティールームやカフェなどで誰でも気軽に午後のひと時を楽しむことができます。

一般公開されている邸宅

アンナ・マリアが使用した邸宅は観光用として一般公開されています。邸宅はロンドンから北に約100キロ、広大な敷地の中にあります。応接間は「ブルー・ドローイング・ルーム」と呼ばれています。ブルー地に金色の花模様の壁布、数百のガラスが輝くシャンデリア、純白の暖炉など豪華な作りの内装。テーブルには当時と変わらぬティーカップやポットがセットされています。庭園内にあるティールームでは本場のアフタヌーンティーも楽しめます。


参考文献

  • 磯淵猛、2005、『一杯の紅茶の世界史』 文春新書
  • Cha Tea 紅茶教室、2012、『英国ティーカップの歴史』 河出書房新社
  • Cha Tea 紅茶教室、2014、『英国紅茶の歴史』 河出書房新社